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アーク溶接、TIG溶接、スポット溶接の違いとは?
弊社は板金加工を行っている会社です。
その中でアーク溶接、TIG溶接、スポット溶接技術を生かして、様々な金属部品の加工を行っています。
まずアーク溶接ですが、電気を用いて溶接します。
電極と被溶接材の間にアークを発生させ、溶融させた溶融金属で接合する方法です。
一般的な鋼構造、溶接作業で幅広く使用されます。
高い溶接速度と深い溶接能力があり、大規模な構造物や溶接作業に適しています。
例えば、設備自体の溶接作業、駅での手すりやエレベーターなどを接合する技術としても用いられています。
次にTIG溶接ですが、トングステン電極を使用し、被溶接材との間に保護ガスを流して行う非自動溶接です。
高品質な溶接が求められる場面や非鉄金属、薄板の溶接に適しています。
例えば、製薬会社で使用している薄いプレートや、電光掲示板の部材など。
細密な作業や高い溶接品質が必要な場面で利用されます。
そして最後にご紹介するスポット溶接は、一瞬の間に電流を流して被溶接材同士を溶かし、その後加圧して接合する方法です。
自動のものもありますし、半自動の溶接も可能です。
薄板金属のシートメタルや自動車のボディパネルなど、大量生産向けの接合に適しています。
速さがあり、効率的に大量生産できるため、同製品をたくさん生産したい場合に向いています。
これらの溶接方法は、それぞれの特長や利点に応じて異なる用途や産業で使用されています。