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溶接って何?

溶接とは、鉄や金属などを強力にくっつける(接合)ために、熱または圧力をかける方法のことを言います。

私たちが普段使用する紙類やプラスチックなどは、のりや接着剤、セロハンテープなどがあれば気軽にいつでもくっつけることができますが、金属製のものをくっつける場合にはそうはいきません。

溶接を行うことで、ただの金属は、さまざまな用途で使用することのできる部材へと変化させることができるので、作業自体は正直地味な仕事ではありますが、物を作る工程のなかではとても重要となる作業です。

溶接が確かな技術で行われるものと、そうではないものとでは、物の完成度に大きな違いが生まれるとも言われています。

溶接が必要となるものは、自動車や二輪車、鉄道車両などの乗り物から、建築機械、建築鉄骨、橋梁などのほかにも、私たちが普段使用している家庭用品や日用品、スポーツ用品など多岐にわたります。

溶接するものの大きさや規模には違いはあるものの、物を作っていくという工程の中では、欠かすことのできないものとして、モノづくりに担う人たちの中でも重要な役割を果たしている職業なのです。

溶接の作業は、ちょっと習得したからといって簡単にできるものではなく、確かな技術は練習と経験あるのみという技術職ならではの厳しさはありますが、やりがいもあるので一度この仕事に携わるとスキルアップを目指し日々努力している人が多いです。