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鈑金加工で使われる材料の特性を知ろう

 

鈑金加工で使われる材料の特性には、大きく2つの事柄をおさえておくようにすると良いでしょう。

まず、炭素の量で鉄の性質をコントロールすることができる点です。鉄とアルミニウム以外の成分を加えると板金加工に適した性質に変化させることが可能となるのが特徴で、1番影響を与えると言われる成分には、炭素があります。炭素によって鉄の硬さややわらかさに変化を加えることができるようになります。

 

炭素量によって、鉄鋼材料は分類されていることも覚えておくと間違いありません。

炭素量が少ない0~0.02%のものを純鉄と呼び、0.02~0.3%のものを軟鋼、0.3~2.1%のものが硬鋼、2.1~6.7%のものが鋳鉄で、一般的に使われるものは軟鋼以上のものとなっています。

 

 

炭素量が増えれば増えるほど、鉄鋼材料は強く硬くなる特徴があり、強く硬くなればそれだけ加工しづらくなってしまいますが、炭素量があれば焼入れ効果が高くなるなどのメリットがあるのも大きな特徴となっています。

このように板金加工で使われる材料の特性は、炭素の量によって変化していくものという風に覚えておくようにしましょう。専門知識ばかりでしたが、大切なことなのでしっかり押させておくのがポイントです。

 

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